キングオブコメディこれには僕も参ったね

2020年07月29日

グライダー

10年前も10年先も同じ青な空を行くよ、って歌詞で始まる歌が入っているアルバムをTheピーズがリリースしたのは2003年のことだ。



10年前も10年先も同じ青な空を行くよって言葉が、当時30歳を過ぎていた僕には何となくよくわかった。

10代の頃の目まぐるしく変わる1年1年とは違い、10年前も、そして10年後も、それほどたいして違いはないだろうと、そんなふうに感じていた。

今、思えば2003年の僕は、それまでに思い描いていたことを形にした年だったし、そう考えると、その先の10年というのは見違えるような景色が待っているかもしれないと期待したとしても、なんら不思議ではないはずだ。

しかし、僕はそんなふうには思えなかった。何も変わらねえな、と思っていた。

それからの10年は、何もかもが変わった。

ある意味では、僕の人生はそこからの10年で劇的に終わってしまった。その先はもう何もない。今も。

ある種の事柄はすでに終わってしまったことだ。

世界から色彩がなくなってしまったかのような10年が過ぎ去ったあとの、さらにその先の10年はまた別の意味で想像もできないような10年だった。

大袈裟に言えばその先の10年は救済の10年だった。

その前の10年もその先の10年もまったく想像できなかった10年だけど、しかしそれぞれの10年はその質も種類も感覚も感情もまったく違うものだった。

この間、何となく、あと10年だな、なんて考えていて、でもあと10年は今までの経験やら何やらで何とか乗り切れそうだな、と思っていた。

でも、そんなに甘くはなかった。ここから先の10年は屈辱の10年だ。

歳を取るってそういうことか。

ただ、それが屈辱だろうとなんだろうと、やっぱり同じ青な空を行くんだろう。

どんな種類の10年を過ごしてこようが、どんな種類の10年をこれから過ごそうが、おんなじ真っ青な空を行くんだろう。

低空飛行で。

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sleepee at 00:23│Comments(0)

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