2021年05月28日
ミーのカー その10
ジムニーマニュアルカーを常にグワングワンしながら運転して身も心も疲弊しきった夜は泥のように眠った。
翌日、マニュアルなんて買うもんじゃない、と思うだろうと自分でも思っていたのに、YouTubeには様々な動画があるので、そこからしばらくの間は、マニュアル車を上手に運転できる方法みたいな動画を見漁った。
ベッドに横になりながらそういった動画を見て、左足を踏んだり、左足を引いてそのタイミングで右足を踏み込んだりと、イメージトレーニングにも余念がなかった。
そういった動画を見続けたおかげでヒールアンドトゥーだのダブルクラッチだの今の僕には必要とは思われない技術まで知識として習得した。
さて、スズキジムニーだ。
あれほど恋焦がれた車だ。
レンタルしに行く直前にジムニーは僕が生まれた歳に発売された車だということを知り、ジムニーって同じ歳なのか?これはもう運命としか言えない、まさに運命的な出会いだ。買うしかねぇ、買うなら今しかねぇ、と思っていた。
なのでレンタルしに行く日は、憧れの恋人に会いにいくような気分だった。
そんなジムニーを断念しようとしていた。
理由として、まず横揺れがけっこうひどい。
これは情報としては知っていた。車高が高いからなんだけど、そもそもジムニー乗りはそんな細かいことは気にしない。納車まで1年も待つ人々なのだ。
それにジムニーを買った多くの人は大きなタイヤに代えて、さらにはリフトアップして車高を高くするからもっと横揺れがひどくなる。
燃費だって軽自動車なのにかなりひどいけどそんなこと気にしていたらジムニーには乗れない。
ジムニー乗りのそういうドМっぷりはマラソンやる人と思考的には似ているかもしれない。
ジムニー動画を上げている人たちの集まりというかそういうのもマラカテと似ているかもしれない。
興味のある人たちでひどく共感しあって喜びを分かち合えるけど、はたから見たら理解すらしてもらえない。
ま、とにかく40㎞くらいで走っていると常にユラユラ揺れている。車酔いするレベルだ。
でもなぜか高速に乗ると揺れはなくなりとても安定した走りになった。
そしてパワーがない。軽自動車だから当たり前だけど、軽自動車にしては車両が重すぎる。
僕の思い違いかもしれないけど昔はマニュアル車のほうが加速がよくなかった?
僕の運転がまずいだけかもしれないけど、たまにうまく発進できたとしても前方のオートマ車はさらに加速していて離される一方だった。
低速のギアのパワーがなさすぎて、運転を楽しいと思えるようになるのかなぁ、と思った。
それにこれはジムニーに限った話ではないのだが、僕はジムニーの見た目のデザインをとても気に入ったのに、走行中はそのジムニーを見ることができない。
たまたますれ違ったジムニーに見とれてしまったほどだ。相手もこちらを見ていて目が合った。
なので、ただただ楽しく運転したいと思ったときに、デザインが気に入った大きな要因であるジムニーが妥当かどうか考えるとそこには大きな疑問が浮かぶ。
やっぱ軽さは正義かと思い、軽くてかわいらしいホンダN-ONE RSという車を調べてみたけど、この車は軽自動車なのに車両本体価格が200万を超えるという訳のわからない値段だった。
パワーがないならジムニーシエラにしようかとも思った。
ジムニーシエラは大きさはジムニーと同じだけどエンジンが1500になるので普通車になる車なんだけど、タイヤの上にカバーみたいなのが付くので、それだけでかわいらしかったジムニーが中途半端にごつくなって、なんかなぁ、と思った。
それに値段が高くなる。それならデメリットを我慢してジムニーに乗ったほうがいいんじゃないかと思える。
なんか決め手に欠けるなぁ、とぶつぶつ言いながらスズキ自動車のHPでジムニーシエラを見ていたら、ふと気になる車があった。
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翌日、マニュアルなんて買うもんじゃない、と思うだろうと自分でも思っていたのに、YouTubeには様々な動画があるので、そこからしばらくの間は、マニュアル車を上手に運転できる方法みたいな動画を見漁った。
ベッドに横になりながらそういった動画を見て、左足を踏んだり、左足を引いてそのタイミングで右足を踏み込んだりと、イメージトレーニングにも余念がなかった。
そういった動画を見続けたおかげでヒールアンドトゥーだのダブルクラッチだの今の僕には必要とは思われない技術まで知識として習得した。
さて、スズキジムニーだ。
あれほど恋焦がれた車だ。
レンタルしに行く直前にジムニーは僕が生まれた歳に発売された車だということを知り、ジムニーって同じ歳なのか?これはもう運命としか言えない、まさに運命的な出会いだ。買うしかねぇ、買うなら今しかねぇ、と思っていた。
なのでレンタルしに行く日は、憧れの恋人に会いにいくような気分だった。
そんなジムニーを断念しようとしていた。
理由として、まず横揺れがけっこうひどい。
これは情報としては知っていた。車高が高いからなんだけど、そもそもジムニー乗りはそんな細かいことは気にしない。納車まで1年も待つ人々なのだ。
それにジムニーを買った多くの人は大きなタイヤに代えて、さらにはリフトアップして車高を高くするからもっと横揺れがひどくなる。
燃費だって軽自動車なのにかなりひどいけどそんなこと気にしていたらジムニーには乗れない。
ジムニー乗りのそういうドМっぷりはマラソンやる人と思考的には似ているかもしれない。
ジムニー動画を上げている人たちの集まりというかそういうのもマラカテと似ているかもしれない。
興味のある人たちでひどく共感しあって喜びを分かち合えるけど、はたから見たら理解すらしてもらえない。
ま、とにかく40㎞くらいで走っていると常にユラユラ揺れている。車酔いするレベルだ。
でもなぜか高速に乗ると揺れはなくなりとても安定した走りになった。
そしてパワーがない。軽自動車だから当たり前だけど、軽自動車にしては車両が重すぎる。
僕の思い違いかもしれないけど昔はマニュアル車のほうが加速がよくなかった?
僕の運転がまずいだけかもしれないけど、たまにうまく発進できたとしても前方のオートマ車はさらに加速していて離される一方だった。
低速のギアのパワーがなさすぎて、運転を楽しいと思えるようになるのかなぁ、と思った。
それにこれはジムニーに限った話ではないのだが、僕はジムニーの見た目のデザインをとても気に入ったのに、走行中はそのジムニーを見ることができない。
たまたますれ違ったジムニーに見とれてしまったほどだ。相手もこちらを見ていて目が合った。
なので、ただただ楽しく運転したいと思ったときに、デザインが気に入った大きな要因であるジムニーが妥当かどうか考えるとそこには大きな疑問が浮かぶ。
やっぱ軽さは正義かと思い、軽くてかわいらしいホンダN-ONE RSという車を調べてみたけど、この車は軽自動車なのに車両本体価格が200万を超えるという訳のわからない値段だった。
パワーがないならジムニーシエラにしようかとも思った。
ジムニーシエラは大きさはジムニーと同じだけどエンジンが1500になるので普通車になる車なんだけど、タイヤの上にカバーみたいなのが付くので、それだけでかわいらしかったジムニーが中途半端にごつくなって、なんかなぁ、と思った。
それに値段が高くなる。それならデメリットを我慢してジムニーに乗ったほうがいいんじゃないかと思える。
なんか決め手に欠けるなぁ、とぶつぶつ言いながらスズキ自動車のHPでジムニーシエラを見ていたら、ふと気になる車があった。
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sleepee at 07:30|Permalink│Comments(0)
2021年05月27日
靴を見つめる人
新しい音楽を見つけるとき、昔はレコード屋さんとか音楽雑誌とか友だちとかそういうところから情報を得て、それで探し出すんだけど、インターネットを使うようになってからはそこから情報を得るようになった。
よくHMVのサイトからCDを買うんだけど、そうすると自分が買ったCDの購入履歴からお勧めのCDが表示されたりして、そのCDジャケットを見て気になったりするとYouTubeで音源聴いて買うみたいな流れが多い。
で、そのミュージシャンがどんな人、あるいは人たちで、どんなジャンルで、どこの国の人とかあまり気にせずに聴いていて、そのCDを何回か聴くようになって、そのうちにそういう事柄が気になりだしたりする。
そのCDを出した人たちの情報も昔だったら音楽雑誌とかで調べるんだけど、今はインターネットで手軽に調べられる。
そうやって調べたものの中で、音楽のジャンルがシューゲイザーと言われているものがあった。
なんだそれは?と思ってシンセサイザーみたいな音楽なのかな?とか思ったんだけど、よくよく調べてみるとシューゲイザーって「靴を見つめる人」って意味なんだそうである。
「靴を見つめる人」って音楽ジャンルってなんなの?
なんて詩的なジャンルなんだよ、と思った。
靴を見つめる人ってタイトルの短編小説とかありそうだよ。
なんならそんな小話書いてみようかななんて思えるよ。いや、書かないけど。
演奏者がずっと下を向いて演奏していたからそう呼ばれるようになったらしいんだけど、なんともいえないけど、なんとなくいいな。
で、そのシューゲイザーって呼ばれているジャンルのバンドのCDをいくつか持っているんだけど、音楽的には僕の好みにドンピシャってわけでもないんだけど、でもそのジャンルの音楽を聴くときはなぜだか好意的に聴いてしまうので、他のジャンルの音楽を聴くときよりは明らかに贔屓目に聴いている自分がいる。
いや、今日はどうにも書くことが思いつかなくて、もう無理、今日はもう更新やめよう、とさっきまで思っていたけど、何とか絞り出した。
シューゲイザーのおかげだ。
タイトル「靴を見つめる人」だけでなんとなく満足した。
シューズのことだからマラカテ的にもOKだろう。
そんなわけでさらにシューゲイザーを贔屓目に聴いてしまうんだろうな。
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よくHMVのサイトからCDを買うんだけど、そうすると自分が買ったCDの購入履歴からお勧めのCDが表示されたりして、そのCDジャケットを見て気になったりするとYouTubeで音源聴いて買うみたいな流れが多い。
で、そのミュージシャンがどんな人、あるいは人たちで、どんなジャンルで、どこの国の人とかあまり気にせずに聴いていて、そのCDを何回か聴くようになって、そのうちにそういう事柄が気になりだしたりする。
そのCDを出した人たちの情報も昔だったら音楽雑誌とかで調べるんだけど、今はインターネットで手軽に調べられる。
そうやって調べたものの中で、音楽のジャンルがシューゲイザーと言われているものがあった。
なんだそれは?と思ってシンセサイザーみたいな音楽なのかな?とか思ったんだけど、よくよく調べてみるとシューゲイザーって「靴を見つめる人」って意味なんだそうである。
「靴を見つめる人」って音楽ジャンルってなんなの?
なんて詩的なジャンルなんだよ、と思った。
靴を見つめる人ってタイトルの短編小説とかありそうだよ。
なんならそんな小話書いてみようかななんて思えるよ。いや、書かないけど。
演奏者がずっと下を向いて演奏していたからそう呼ばれるようになったらしいんだけど、なんともいえないけど、なんとなくいいな。
で、そのシューゲイザーって呼ばれているジャンルのバンドのCDをいくつか持っているんだけど、音楽的には僕の好みにドンピシャってわけでもないんだけど、でもそのジャンルの音楽を聴くときはなぜだか好意的に聴いてしまうので、他のジャンルの音楽を聴くときよりは明らかに贔屓目に聴いている自分がいる。
いや、今日はどうにも書くことが思いつかなくて、もう無理、今日はもう更新やめよう、とさっきまで思っていたけど、何とか絞り出した。
シューゲイザーのおかげだ。
タイトル「靴を見つめる人」だけでなんとなく満足した。
シューズのことだからマラカテ的にもOKだろう。
そんなわけでさらにシューゲイザーを贔屓目に聴いてしまうんだろうな。
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2021年05月26日
ミーのカー その9
ドキドキしていた。
ジムニーマニュアル車を運転するために千葉へ行った。
6時間からレンタルできるということで6時間のレンタルにした。
そのレンタカー屋さんにあるマニュアル車のほとんどはスポーツカーで、ふつうはその車に乗って筑波山とか海のほうへ出かけるらしいのだが、30年ぶりにマニュアル車を、それも30年前だって1時間しか運転したことがないマニュアル車を運転してどこかへ出かけるなんて考えただけでドキドキするので、結局それに乗って家に帰ってくることにした。
若いころはドキドキしたってそれは恋かもしれないと思うけど、今ではドキドキもただの動悸なわけで更年期障害かと思うだけだ。
それでも年に1回くらいは新しい挑戦をするのもいいだろう。歳を取ったってそんな新しい試みも必要だ。
そういえば静岡から名古屋まで散歩したのも3月だったなぁ、あれやってるときはそうでもないのに、なんですごく楽しい思い出として残っているんだろう。
ジムニーに颯爽と乗り込み、スタートした瞬間、あっ、エンストした!と思った。
しかし、最近の車の性能はすごい。エンストしない。なんだか土俵際での粘りがすごい。
そんなわけで家に帰ることにした。下道だと2時間弱だ。ほぼ国道を走る。
走り出しが緊張する。すご~くゆっくりスタートすれば何とかスムーズに走れるんだけど、そんなゆっくりスタートだと前の車はすでに遥か彼方へ行ってしまっている。
やばい、流れに乗らなければ、と思って焦ってスタートするとクラッチの繋がりがうまくいかずに、グワングワンって感じで車が大きく揺れて波打つ。
今まで、後続車なんてあまり気にならなかったのに、信号待ちで僕の後ろに停まったすべての車が気になる。
近くね?車間距離詰めすぎじゃね?と常に思う。
バックミラーから見える後続車の存在が僕にプレッシャーを与え、スタートするときは車が常に揺れて波打つ。
そんな車の揺れ動きを何度もするうちに後続車は車間距離を空けるようになる。
よし、わかったか?そういうことなんだよ、と思うけど、その後続車はそのうちに車線を変えるのでまた新しい後続車がやってくる。
それでまた、近くね?車間距離詰めすぎじゃね?と思う。
それがエンドレス。
後続車車間距離詰める、車がグワングワンする、後続車身の危険を感じて車間距離空ける、車がグワングワンする、後続車車線変えて新しい後続車がやってくる、車がグワングワンする。
しかも関東平野は平地のはずなのに、国道って陸橋がやたらあって、登り坂の途中で止まって新しい後続車にぴったりつけられたときには、車内で絶望の叫びをあげた。
3月初旬の肌寒い日だったが、一人汗だくだった。汗が止まらない。
そんな感じで家に帰ってきたときにはぐったりしてソファから動くことができなかった。
この疲労度はなんだ?ハセツネ完走したときだってこんなに疲れなかった。
ジムニーに乗って帰ってきたらそれに乗ってランチでも行こうぜ、と子どもに言ってあったのだがそんな気分ではなかった。
食欲なんてなかった。
結局、子どもとすぐ近くのスシローへ行ったけど3皿しか食べられなかった。
で、これからまた千葉へ戻ることを想像すると、すでにドキドキではなく動悸息切れになっていたので、免許取りたて初心者マークの子どもに一緒に付いて来てくれないか?と懇願した。
帰りは高速も使った。高速ならギアを変える必要もない。車グワングワンしない。
まだ高速で運転したことがない子どもは、やっぱ高速は緊張するなぁ、と助手席に座りながら言う。
そう?全然楽勝だよ、と僕は鼻歌交じりだ。
高速を降りてから、またグワングワンが始まる。また汗だくだ。
子どもが免許を取ってから子どもが運転したいというと僕は助手席に乗って、ウィンカー遅い、とか、流れに乗って、とか、もっと早く減速して、とか偉そうに指示をしていたのだが、今は、早めに2速に入れて、とか、無理に4速にしなくたっていいんだよ、とか免許取りたて初心者マークの子どもに指示されていた。
車グワングワンしながらレンタカー屋さんに置いてきた我が家の普通車のことを考える。
今日ほどあの車を愛おしいと思ったことはない。
ごめんな、千葉の見知らぬ街に一人ぼっちで置いてきてしまって。待ってろよ、今迎えに行くからな。早く一緒に帰ろうな。
そんなことを思いながらなんとか無事にレンタカー屋さんにたどり着いて、普通車に乗って帰った。
普通車で走り出した瞬間にウッヒョー!と声をあげ子どもを驚かせた。
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ジムニーマニュアル車を運転するために千葉へ行った。
6時間からレンタルできるということで6時間のレンタルにした。
そのレンタカー屋さんにあるマニュアル車のほとんどはスポーツカーで、ふつうはその車に乗って筑波山とか海のほうへ出かけるらしいのだが、30年ぶりにマニュアル車を、それも30年前だって1時間しか運転したことがないマニュアル車を運転してどこかへ出かけるなんて考えただけでドキドキするので、結局それに乗って家に帰ってくることにした。
若いころはドキドキしたってそれは恋かもしれないと思うけど、今ではドキドキもただの動悸なわけで更年期障害かと思うだけだ。
それでも年に1回くらいは新しい挑戦をするのもいいだろう。歳を取ったってそんな新しい試みも必要だ。
そういえば静岡から名古屋まで散歩したのも3月だったなぁ、あれやってるときはそうでもないのに、なんですごく楽しい思い出として残っているんだろう。
ジムニーに颯爽と乗り込み、スタートした瞬間、あっ、エンストした!と思った。
しかし、最近の車の性能はすごい。エンストしない。なんだか土俵際での粘りがすごい。
そんなわけで家に帰ることにした。下道だと2時間弱だ。ほぼ国道を走る。
走り出しが緊張する。すご~くゆっくりスタートすれば何とかスムーズに走れるんだけど、そんなゆっくりスタートだと前の車はすでに遥か彼方へ行ってしまっている。
やばい、流れに乗らなければ、と思って焦ってスタートするとクラッチの繋がりがうまくいかずに、グワングワンって感じで車が大きく揺れて波打つ。
今まで、後続車なんてあまり気にならなかったのに、信号待ちで僕の後ろに停まったすべての車が気になる。
近くね?車間距離詰めすぎじゃね?と常に思う。
バックミラーから見える後続車の存在が僕にプレッシャーを与え、スタートするときは車が常に揺れて波打つ。
そんな車の揺れ動きを何度もするうちに後続車は車間距離を空けるようになる。
よし、わかったか?そういうことなんだよ、と思うけど、その後続車はそのうちに車線を変えるのでまた新しい後続車がやってくる。
それでまた、近くね?車間距離詰めすぎじゃね?と思う。
それがエンドレス。
後続車車間距離詰める、車がグワングワンする、後続車身の危険を感じて車間距離空ける、車がグワングワンする、後続車車線変えて新しい後続車がやってくる、車がグワングワンする。
しかも関東平野は平地のはずなのに、国道って陸橋がやたらあって、登り坂の途中で止まって新しい後続車にぴったりつけられたときには、車内で絶望の叫びをあげた。
3月初旬の肌寒い日だったが、一人汗だくだった。汗が止まらない。
そんな感じで家に帰ってきたときにはぐったりしてソファから動くことができなかった。
この疲労度はなんだ?ハセツネ完走したときだってこんなに疲れなかった。
ジムニーに乗って帰ってきたらそれに乗ってランチでも行こうぜ、と子どもに言ってあったのだがそんな気分ではなかった。
食欲なんてなかった。
結局、子どもとすぐ近くのスシローへ行ったけど3皿しか食べられなかった。
で、これからまた千葉へ戻ることを想像すると、すでにドキドキではなく動悸息切れになっていたので、免許取りたて初心者マークの子どもに一緒に付いて来てくれないか?と懇願した。
帰りは高速も使った。高速ならギアを変える必要もない。車グワングワンしない。
まだ高速で運転したことがない子どもは、やっぱ高速は緊張するなぁ、と助手席に座りながら言う。
そう?全然楽勝だよ、と僕は鼻歌交じりだ。
高速を降りてから、またグワングワンが始まる。また汗だくだ。
子どもが免許を取ってから子どもが運転したいというと僕は助手席に乗って、ウィンカー遅い、とか、流れに乗って、とか、もっと早く減速して、とか偉そうに指示をしていたのだが、今は、早めに2速に入れて、とか、無理に4速にしなくたっていいんだよ、とか免許取りたて初心者マークの子どもに指示されていた。
車グワングワンしながらレンタカー屋さんに置いてきた我が家の普通車のことを考える。
今日ほどあの車を愛おしいと思ったことはない。
ごめんな、千葉の見知らぬ街に一人ぼっちで置いてきてしまって。待ってろよ、今迎えに行くからな。早く一緒に帰ろうな。
そんなことを思いながらなんとか無事にレンタカー屋さんにたどり着いて、普通車に乗って帰った。
普通車で走り出した瞬間にウッヒョー!と声をあげ子どもを驚かせた。
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